リビング土間からはじまる、波紋のように広がる暮らし
Ripples
― リビングからはじまる、波紋のように広がる暮らし ―
こんにちは。今回は、「土間のある平屋」をテーマに、暮らしの中心から空間がやさしく広がっていく、印象的なお住まいをご紹介します。
タイトルの「Ripples(リップルズ)」は、水面に一粒のしずくが落ちたときに生まれる“波紋”のように、LDKを中心として土間、庭、土地全体からさらには地域のコミュニティへとつながる空間設計にちなんで名付けられました。
家族が集い、遊び、ふとした瞬間に外へと誘われる――そんな自然体の暮らしが叶う平屋です。
◆家の中心に、おおらかな“カーブ土間のリビング”
この住まいの大きな特徴は、LDKに寄り添うようにゆるやかなカーブを描く土間スペース。
リビングから自然に延びるそのラインは、まるで波紋の広がりのように空間にリズムと奥行きをもたらします。
土間は、子どもたちの遊び場としてはもちろん、季節のコレクションを飾るギャラリーや、置き家具を自由にレイアウトしたり、お気に入りのグッズを並べる“マイコーナー”としてフレキシブルな空間に。
玄関から土間、そしてLDKへとつながるスムーズな動線が、家族やゲストを優しく迎え入れてくれます。
◆波紋の中心に、丸テーブル
リビングの主役は、こだわりのラウンドテーブル。
こちらも“波紋”のモチーフに合わせてセレクトされた一品です。
家族が向き合い、自然と会話が弾む丸いかたち。視線が交わり、笑い声が広がる場所として、このテーブルが暮らしのハブとなります。
高天井から差し込むやわらかな光と、カーブを描く土間のラインが一体となって、まるでひとつの大きなリビングの中で、いくつもの居場所が波のように生まれていくような印象を与えてくれます。
◆土地全体で“遊ぶ”。外へのひらけた暮らし
LDKと土間からつながる外のテラス。
この家では、室内と屋外をゆるやかにつなぐことで、「土地全体を住まい」として楽しむ暮らしが実現されています。
外構は、内側のカーブに呼応するように湾曲し、外からの視線を美しく遮るデザインに。
視覚的な広がりを保ちつつも、プライベート感のある外空間が確保されています。
週末には外でバーベキューを楽しんだり、夏は子どもたちが水遊びをしたりと、日々の暮らしが“遊び場”に変わります。
◆土間のある平屋が描く、これからの暮らしのかたち
土間という“ひらかれた空間”があることで、家の使い方や暮らし方に制限がなくなり、より自由で柔軟なライフスタイルが可能に。
靴を脱がずに子どもと遊ぶ、植物を育てる、洗濯物を干す、時には気に入った家具を土間の主役として気軽に模様替えする――そんな日常が、この土間からはじまっていきます。
LDKを中心に、空間が波紋のように外へ外へと広がっていくこの平屋は、住まいと土地をまるごと楽しむ新しい暮らしのかたちです。
◆施工を終えて
今回のお住まいは、お客様が建築家の提案を大変気に入ってくださったことを受け、打ち合わせでは家具の配置、土間のカーブの角度、外構のデザインラインに至るまで、一つひとつ丁寧に話し合いながら進めました。
「波紋」をイメージしたダイニングの丸テーブルなど、暮らしの風景が次々と広がり、空間に“意味”と“流れ”が生まれました。
「家を建てる」ということは、「これからの暮らしをデザインする」ということ。
そんな想いを込めて完成したのが、唯一無二の住まい、“Ripples”です。
神栖市、鹿嶋市の工務店で家づくりをお考えの方、もしこれからの家づくりに「土間リビング」や「土地全体を使った建築家ならではの空間設計」「デザイン性の高い平屋」を取り入れてみたいと思いましたら、ぜひお気軽にご相談ください。