土地選び

先日の賢い家づくり勉強会では12組のご夫婦にご参加を頂き、皆様真剣に講師の高橋先生のお話を聞いていらっしゃいました。

 


今回はZEHや、土地選びのお話についていつもより、詳しく解説してくださったので、その中から土地の話を少し…

家づくりを考えるに当たり、最初に立ちはだかる壁、それが土地の問題です。
ご親族の土地を譲っていただけたり、ご両親の家の敷地内に建てられるという方はラッキーです。

上記以外の方ですと、1から探し始めなければいけません。
でも、この時点で間違いがすでに始まっている。というのが先生のお話。

多くの方は
「この学区で、OOO万円くらいで探しています、スーパーも近いところがいいな。」
とおっしゃいます。

そして何件も不動産屋をまわり、そのうちに、もっといい条件の土地と出会えるのではないかという錯覚に陥り、気に入った土地が見つかるまで何ヶ月も何年も探し続けるのです。

すでに、日本の戸建住宅建築はピークを過ぎ、残されている土地の中から、全ての条件をクリアする土地を見つけるのはほぼ不可能です。
見つけられたとしても、まず、ほとんどの場合は予算オーバー。
みんなが欲しがる需要の高い土地を要求しているのですから当たり前ですよね。

そして、その予算を超えた金額は、住宅ローンの毎月の支払いとなってご家族に襲い掛かってくるのです。
もしくは、建物の面積を削ったり妥協を重ね、夢とはかけ離れた家に住み続けていくことになるのです。

こんなことにならないように、土地は探すのではなく、選びましょう。

まずはどういう暮らしをしたいのか、建築会社(家づくりのパートナー)をどこにするか、を明確にし資金計画に納得ができたらその予算を軸に土地を選びましょう。

そのときのポイントですが、土地を決めるに当たって、何を重要視するのか。
ご夫婦それぞれが項目を5つくらいずつ出し合い、○×をつけていく。
7割以上条件に当てはまる土地があれば、それは「買い」だそうです。

土地はスピード勝負。
目をつけていた土地、次に問い合わせると売れてしまったなんてことも、実は少なくありません。

土地でお悩みの方、まずは、大切なのは土地なのか、建物なのかを考え、不動産屋を巡るだけではなく、建築会社に気軽にご相談されてみてはいかがでしょうか。